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忘備録的なイベント、セミナー参加レポート

INEVITABLE ja night - #3 参加レポート

Googleのイベントに参加したのでレポート。

 

INEVITABLE ja night - “インターネットの次にくるもの” クラウドとモバイルが加速するキャッシュレス社会への不可避な流れ
https://cloudplatformonline.com/inevitable-ja-night-3.html


前回AIのときはサテライト会場ありなど、参加数多めの印象だったが、今回は1会場、8割くらい埋まってたかな。
挙手によると参加者は金融関係少なめ、ITサービス運営の方が多かった。
なので、キャッシュレス化でユーザー体験がどう変わるのかが知りたくて参加という方が大半って感じ。
Google Payの登場に合わせてのイベントなので、キャッシュレスでも仮想通貨やブロックチェーンの話はほとんどなし。



「日本でのキャッシュレスへの潮流は不可避か?」
ONE PAY の山内さんとパラレルワーカーの小島さんの対談

・自己紹介
山内さんは、現在16歳。12歳から数々のスタートアップに参加。
きっかけは某50億くらい調達してる会社の社長から誘われてとのこと。
若いというのはアドバンテージだったって。

・ONE PAYとは
アプリダウンロードするだけで自分たちが商店主になってクレジットカード決済できるようになるサービス。
田舎の八百屋、個人タクシー、シェアハウスの家賃の回収などに利用されている。
シェアハウスなど新しい使い方が多いと思って作ったが八百屋が使ってる、面白い流れだと山内さん。

・キャッシュレスにまつわる世界の流れ
世界的に紙幣、コインの廃止が進む。インドで高額紙幣が廃止とかニュース。
高額紙幣はマネーロンダリングに使われやすいので政府が嫌がる。コインは作るのにコストがかかるから嫌がる。

中国はキャッシュレス先進国
アリペイ→まとまったお金を払うとき
ウィーチャットペイ→UIに楽しさ、個人間の支払い
こういうサービスは便利だとあっという間に広がる。

Google Pay、Apple Pay
手持ちの端末が決済機になる。スマホ以外持ち歩かなくていい。

無人レジ
バックエンドの作業、オペレーションコスト下がる。
現金だと数百万単位でお釣りの準備が必要だからね。

Amazon Go
UX良い、欲しいもの取って店出るだけでいい。
会員に紐付いてるからリファンドできる。それすごい。

事前決済はCtoCに向いてる UberLyft
キャッシュレスは合理性だけじゃなくてユーザー体験高めるのに良い。
シェアリングエコノミーは、事前決済の技術がなかったら広がらない。

日本では1万円札が流通してる
経済規模の割に現金でやり取りすることが多い。
日本は現金の方が便利だからかな、キャッシュレスにならない理由はそのUXにあるだろう。
タクシーとか少額決済のとき「カードでいいですか?」聞いてしまうもんね、と小島さん。

セブン銀行
事前決済増えると業績に営業する。
ATMで引き出す、とかトランザクションビジネスやってるところはリスクと思ってる。

これが、今の流れ。

・キャッシュレス化が遅いとどうなる
日本はいろんなビジネスが現金を中心に回るように最適化されている。
だからGDP成長するけどお金の動きのデータ化、各事業所がとってない。
(山内さん)トラッカブルな世界を作りたい。

キャッシュレス化が遅いとトラックできない、わかんないところで流通するから、税金が取れないから増税になる。
現金の流れをトラックできてたら税金とれる、国として良いはずなんだけど、と山内さん。

個人にフォーカスすると、現金取られたら終わり。

グローバルでは各国違う通貨、現金使ってる国取り残される。
日本人相手は現金便利通用するけど
海外からきた旅行客不便。
GDP上げようとするならキャッシュレス対応してないのは不合理。
日本に来る外国人旅行者、今はもうマジョリティ。現金しか使えない日本おもてなし悪い、となってリピートしなくなるのかもしれない。
インバウンドビジネスでキャッシュレス化してないとつらい、と小島さん。

・ONE PAYのテクノロジースタッフ
UXにフォーカスしたサービスづくり、ものを売る方の体験を重視している、と山内さん。
全員コードが書ける、内デザイン1人とのこと。

ONE PAYみたいなサービス誰もが作れると思う、と山内さん。
でも、コンペティターは現金だから、サービスを広げるなら同じフィールドでやる人は一緒にやろう。
オールドエコノミーが敵だ。

・仮想通貨と決済の関係
参加者の内、仮想通貨持ってる人結構いた。

決済に使うには増減激しすぎる。
ビットコイン同士ならいいけど、日本円で受け取りたい場合は難しい。
現実的ではない、ビットコインで決済はない。
トランザクション膨大になってしまうと手数料高い、数億円の大口ならおすすめかな。

Stripeは決済手段としてビットコインやめる。
メルカリは仮想通貨決済でもビットコインとは言ってないんじゃ?
Stripeがビットコイン決済やめたのは決済まで時間かかるからUXの提供できないから。

まだそんなに規模大きくない仮想通貨ならアリ。
リップルとかね。
ブロックチェーン100%でなく、中央集権的な役割するところある。

今は、決済というより資産として持っている人多い。

・AIと決済の関係
ONE PAYでマシンラーニング。不正利用を防ぐパターン学習させてトランザクション貸金をAIが判断。
ONE PAYが東京で流通80%になったら、取引量が多くなれば、トランザクションデータもってることによるマネタイズできる、と山内さん。

・質問
Q現金との対決、日本は金融機関が強い、為替銀行が独占、既存の金融とのリレーションシップは?
A資金移動業法律とか、給与振込口座は銀行でないといけないとかあるしね。
現金いらないとは言え、ATMのネットワークとかとの協力、準備している。
デジタルで流通する決済の量をかえたいってこと。

Qもし、買収されるとしたら条件は?
A自分たちでキャッシュレスな世の中を作りたい。
この会社のプラットフォームの上に乗った方が伸びると思ったらOK。
やりたいのはキャッシュレス社会の実現だからね。



Google のペイメントの考え方と "Google Pay" の展開について」
GoogleのWebの人えーじさん

Google Payとは
Google のこれまでの支払いサービスをまとめるサービス、分散集約した。
ポイントやお得情報を受け取るアプリ。
スマホにクレカ乗せてお店で払える。
スマホ拾った人はカード番号見れない、認証しないと使えない、保存された情報生情報じゃない、とか一時的なカード情報だからセキュリティ高い。
トークナイズドカード

全世界で10億人Chromeユーザー、全世界で20億人Androidユーザー、ユーザーの皆さんがお金を払いたいときクレカではらう、それがGoogleのIDにすでにひもづいているクレカ情報は膨大。

ファーストパーティの支払い広がる。
サードパーティの提供会社も使ってよりよいユーザー体験広げる。
カード登録不要。すでにID紐付いてるから、取引発生するところでどこでも使えるようにしたい。
ブラウザもChrome以外でも。面のないプロダクトでも使えるように。
Android Payは国の制約あるけど、Google Payはあらゆる国で使える、すでにクレカ紐付いてるから。
Google Assistantでも追加の実装不要で使える。

ECサイトでチェックアウト脱落の数減らすだけで随分変わる、離脱理由はフォームだ。入力しんどいからね。
モバイル上で完了してくれない、だって120タップくらいかかる。
アカウント選択すればプライベート/仕事用で決済変えられる、住所はgoogleアカウントに紐付いてるし。
ステップ数減らせばCVレート上がるよ。

簡単なAPIを提供、手数料なし。

(デモ)非常にスムーズなUX

ガートナー調査20年には30%画面なくなる。買い物を声だけで行うことができるようになる。

・質問
Q googleアカウントを使いたくない人には?
AペイメントリクエスAPI、ウェブ標準。
サードパーティのどのアプリでも似たような体験できるように。
Google Payを呼ぶボタン2個用意している、専用とサードパーティ用と。

QあくまでフォームのUX部分だけ?決済代行業者は必要?
Aはい。今は

Q将来的に決済代行業予定は?
Aノーコメント

Q非対面の話ばかりだったがGoogle Payの対面の取り組みは?
Aノーコメント

Q Google Pay今のタイミングで出てきた理由は?背景は
A技術が進むオフラインでのペイメント解決したい。
トークナイズドカードの登場が大きく関与。スマホにクレカ乗せて支払いね。
アップルはApple Pay、GoogleAndroid Pay。
全てのユーザーに使ってもらうのは難しい。でも、Googleが数多くのユーザー抱えているのでできる。
モバイルECで購入増えた背景もある。
アプリで解決できないからね。

Q Google Pay使えるようになるメリットは?
AmazonとかのWEBフォームでも以前入力したフォーム記憶されてるけど?
ウェブの標準化の流れ、支払い方法を一つにする集約する。
AmazonAmazonペイメントあるけど、サードパーティつかって決済してる。
作る側は、あらゆる支払いで新しく実装する必要があるけど、ウェブ作ってる人からするとGoogle Payなら支払い作るの楽になる実装。
クレカ情報を自分とこでDBで保存するよりセキュア。



「オンライン決済の裏側 — 安全・安心を支えるテクノロジー
Stripeのダニエルさん

・背景
オフラインがオンラインになっただけではなくオンラインも伸びてる。
ペイアウトだけだなくペイインも。

・Stripeとは
機械学習に基づいた不正決済の発見。海外ではすでに。
売上一部手数料もらうビジネス。
不正理由を教えてくれる、複雑なルールで人間チェックとか。
決済と不正検知が同じダッシュボードでできる。

会場でもストライプ使ってる方そこそこいた。



「CtoCマーケットプレイスを成長させる決済の仕組み」
スペースマーケットの柿木さん

キャッシュレスはユーザーにとってメリットしかない。