NOTE

忘備録的なイベント、セミナー参加レポート

Adobe Symposium 2018参加レポート

Adobe Symposiumのキーノートに参加してきました。
Adobe Symposiumはアドビ社単独の大規模なイベントです。
今年は5,000人超の申込があったとか。(すごい)
※参考までに、マルケト4,000人、コンカー3,000人規模でした(昨年)。
 
参加の目的は、最近のマーケ動向と大規模イベントの市場調査です。
 
Adobe Symposium 2018
https://www.adobe-symposium.jp/
 
 
アドビ社は、クリエイティブ業界で知らない人はいないAdobe Illustratorなどのデザインソフトを提供している企業です。
5年ほど前に、そのツール群もパッケージからサブスクリプション型に一新するなどビジネスモデルを転換しており、ここ1、2年はマーケティングプラットフォーマーとしても定着してきています。
 
なぜそんな転換をしているのかというと、ナラヤンCEO曰く「現状維持は戦略ではない」とのことで、
テクノロジーの進化による新しい消費体験に対応すべく、アドビ社ほど成功した企業ですが、変革を続けているとのことでした。
 
現在アドビ社は、エクスペリエンスビジネスをミッションとしています。
顧客に「プロダクト」を提供するのではなく、エンドユーザーにとっての「エクスペリエンス(すばらしい顧客体験)」を顧客が提供できるように、プラットフォーマーとしてマーケティング関連の
ツールやデータ分析、クリエイティブツールを統合して提供しています。
実際に、クリエイティブを理解するAIを開発し(Adobe Sensei)「Adobe Experience Cloud」上でツール間をまたがって機械学習し、アートとサイエンスを繋げるなどアドビ社ならではです。
 
 
最近のマーケティング動向(デジタルマーケ)としては、デジタルもリアルもチャネルをまたがった顧客行動をリアルタイムで理解し、最適な情報を瞬時に提供することが求められているとのことでした。
デジタル越しでもFace to Faceの対応と同じレベルが目標とのこと。
そのためには、データツール間のシームレスな連携が必要で、アドビ社もマイクロソフトと提携強化しているとのことです。
 
所感ですが、ITサービス企業の傾向として、「プラットフォーム化」するか、「コンサル化」するか、二極化が進んでいるように感じました。

 

ストリーミング配信もしていたので、ご興味あればどうぞ。(2Hあります)
https://www.youtube.com/watch?v=O74RdBnr2bI&feature=youtu.be